外資系マネージャーの独り言

日本で外資系企業のソフトウェアエンジニアマネージャーをやってる人のブログです

もしアメ=もしアメリカで働くことになったら? (ビザ編)

ソフトウェアエンジニアにとってのシリコンバレーは、メジャーリーグみたいなものなのかもしれません。

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家賃が高い、エンジニアの給料が高い、優秀な人はすぐ他に行ってしまう…、ということでシリコンバレーに本拠地を置く会社でも、世界中の様々な都市に開発拠点を置いてエンジニアリング部門を分散しているところは年々増えていますが、なんだかんだ言ってwell establishedな大手IT企業と小さくても注目度のあるベンチャー企業が狭い(といっても結構広い)地域に集積していて、巨額のお金が動いて新しい技術が生み出されるエネルギーを持っている…という意味において、シリコンバレーに類比できる場所は他にはないでしょう。個人的に、次はアジアのどこかにそのチャンスがあるように感じていますが、それはまた別の話。

で、日本人で働くソフトウェアエンジニア(あるいはマネージャー)がアメリカで働くかもしれないorアメリカで働きたいor働くことになったら…という想定で、あれこれ考えてみます。

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モチベーション3.0 / ダニエル・ピンク

仕事をするに何をするにせよ、およそ人が何らかの活動にエネルギーを費やす時にはモチベーションというものが介在していて、そのモチベーションのあり方によって活動の持続性やエネルギーの注ぎ方が大きく変わってくるものだと思う。

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10年前の日記から (会社で学んだこと)

会社の仕事をある程度経験して、会社に入ったらやりたいと思っていた大きな仕事を運良く担当させてもらい、無事にプロジェクトを終えてひと段落したあたりに書いた日記が面白かったので、書き出してみます。

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PayScaleのデータを読む (誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいエンジニアの給与について教えましょう)

みんな気になるソフトウェアエンジニアの給与。

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会社員にとっての給与とは、数少ない数値化可能な会社からの直接的なフィードバックと言うことができますが、現実的には市場の法則に則ってはじき出された、会社側の都合で決まっている数値にちょびっと味がついてたりついていなかったり…というものだったりします。とは言っても、大多数の会社員は給与をもらうことでもって生活が成り立っているわけで、たくさんもらえればもらえるほどよい、という点についてはみな同じでしょう。

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