外資系マネージャーの独り言

日本で外資系企業のソフトウェアエンジニアマネージャーをやってる人のブログです

日本人エンジニアが上に行くために必要なもの

今の職場にいる何人か日本人のエンジニアや、外資系他社の日本人エンジニアなんかの話を聞いていて思ったことをまとめてみます。

エンジニアを雇うのに500万かかる話

ソフトウェアエンジニアを会社の外から雇うと、500万円($50K)くらいかかりますよという話がある。 blog.usejournal.com

国をまたいだ時のRSUの所得税について

ちょっとマニアックなRSUネタ。

Pay as you perform and grow (誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいエンジニアの給与について教えましょう・続き)

前に書いたエントリーの続き。パフォーマンスと給与の話。 sdm.hatenablog.com

747ジャンボをつくった男

ボーイングでエンジニアとして活躍し、747プロジェクトのリーダーを務めたジョー・サッターの自伝的な本。翻訳者の解説にある通り、男の子の純粋な「夢」をそのまま生きたような人だなと思う。 747 ジャンボをつくった男 作者: ジョー・サッター,ジェイ・ス…

次の一歩

もうかれこれ5年近く同じ会社&同じチームで働いたことになる。 日本で唯一のエンジニアとしてチームに入り、いくつかプロジェクトを立ち上げて、部下を持つようになり、チームのマネージャーになってUSの本社サイドのメンバーのマネージメントもするように…

稼ぐに追いつく貧乏なし

20代は主にソフトウェアエンジニアとして日本企業で働いていましたが、縁あって今の企業(外資系のテックカンパニー)に移り、ソフトウェア開発チームを引っ張る立場のマネージャーになる機会を与えられたので、今は日本国内と米国の本社にいるチームメンバー…

ほにゃららサイエンティストという職種

テックカンパニー界隈でここ数年で大きく存在感を増しているポジションとして、「ほにゃららサイエンティスト」というのがあります。

日本の納税者 - 三木義一

先日日本の税法について調べていたら出て来たので、読んでみた。 日本の納税者 (岩波新書) 作者: 三木義一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/05/21 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る

転職活動のすゝめ

誤解されそうなタイトルなので最初に断っておくと、この記事は仕事を転々として新しい挑戦をし続ける生き方を礼賛するわけではなく、みだりに転職の意思を匂わせて採用中の企業にインタビューする手間を取らせた挙句に「ごめんなさい」することを推奨してい…

所得税と配偶者控除と児童手当

日本国内で高所得者層からの課税強化と子育て支援を重視した形で手当・税制の見直しの議論が進んでいるようです。 高所得者は配偶者控除の適用外とする (2018年から有効) 所得税の給与所得控除額の上限を引き下げ (議論中) 児童手当の所得制限を世帯収入に対…

Strength Finder v2.0

自分の持っているStrength(強み・才能・資質)を発見して、それを育て、有効活用しましょうという本。Strength Finder 2.0。 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 作者: トム・ラス,古屋博子 出版社/メーカー: 日本経済新聞出…

A Mind for Numbers (直感力を高める 数学脳のつくりかた)

数学を代表とする、何かしらの概念を詳しく理解した上で解法を考えて演算を行う…といった問題解決を行うための「学習」を効率的に行うためには、どういうアプローチが効果的なのか、ということを論じた本。 直感力を高める 数学脳のつくりかた 作者: バーバ…

GRIT やり抜く力 - アンジェラ・ダックワース

「目標を達成できる人と、達成できない人の違いはどこから来るのか」…という研究から、「やり抜く力」(GRIT)という答えを導き出した著者による本。 やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける 作者: アンジェラ・ダ…

コーチングのプロが教える「ほめる」技術

AmazonのPrime Readingで無料になってたので読んでみたシリーズその1。 コーチングの一環として"Acknowledgement"を上手にするための知見が詰まった本。 コーチングのプロが教える 「ほめる」技術 作者: 鈴木義幸 出版社/メーカー: 日本実業出版社 発売日: 2…

もしアメ=もしアメリカで働くことになったら? (ビザ編)

ソフトウェアエンジニアにとってのシリコンバレーは、メジャーリーグみたいなものなのかもしれません。 家賃が高い、エンジニアの給料が高い、優秀な人はすぐ他に行ってしまう…、ということでシリコンバレーに本拠地を置く会社でも、世界中の様々な都市に開…

人工知能は21世紀の電気になるのか

大学の講義をオンラインで公開しているCourseraに、Courseraの共同創始者でもあるAndrew Ngさんが新しく始めたdeeplearning.ai提供のDeep Learningのコースが登場してます。 www.coursera.org

RSUを部分的に売る作戦

前に記事で書いた通り、会社からもらったRSUはいつかのタイミングで売却することになります。手持ちの資金の割合でRSUが増えてきたのと、会社の株価が良好な水準にあったので、一部のRSUを売却することにしました。 sdm.hatenablog.com

モチベーション3.0 / ダニエル・ピンク

仕事をするに何をするにせよ、およそ人が何らかの活動にエネルギーを費やす時にはモチベーションというものが介在していて、そのモチベーションのあり方によって活動の持続性やエネルギーの注ぎ方が大きく変わってくるものだと思う。 モチベーション3.0 持続…

10年前の日記から (会社で学んだこと)

会社の仕事をある程度経験して、会社に入ったらやりたいと思っていた大きな仕事を運良く担当させてもらい、無事にプロジェクトを終えてひと段落したあたりに書いた日記が面白かったので、書き出してみます。

JLPTと日本に住み着くエンジニア達

www.jlpt.jp 日本語を母語としない人たちを対象とした試験。

PayScaleのデータを読む (誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいエンジニアの給与について教えましょう)

みんな気になるソフトウェアエンジニアの給与。 会社員にとっての給与とは、数少ない数値化可能な会社からの直接的なフィードバックと言うことができますが、現実的には市場の法則に則ってはじき出された、会社側の都合で決まっている数値にちょびっと味がつ…

これが私の生きる道 - マネージャー立志編

10年以上ソフトウェアエンジニアとして仕事をしてきて、マネージメントの世界に足を踏み入れた理由付けを自分なりに考えてみます。

人を動かす デール・カーネギー

マネージャーのお仕事をするようになって、いよいよ自分の仕事を好き勝手にやっていればいい立場からは卒業して、(主に)人間関係であれこれ思い悩んでるときに手に取った本。 人を動かす 文庫版 作者: D・カーネギー 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2016/…

RSUの使い道

さて、会社からもらったRSUですが、どうやって使ったものかねと悩むこともあるかもしれません。

WFHと通勤グリーン車の素敵な関係

家から仕事をする(Work From Home=WFH)制度が整っている今の仕事ですが、数年前に都内を離れて住むことに決めた理由のひとつにこの制度があります。 sdm.hatenablog.com

Compensation planning

アメリカ英語では会社からもらう報酬のことをCompensationと呼びます。一般的に'償い'とか'埋め合わせ'の意味なので、初めて聞いた時は不思議に思いました。イギリス英語だとIncomeとかSalaryでしょうか。

Rの思い出

今の職場にジョインした際、自分のチームは東京のオフィスに1人だけだったので(母体のチームは西海岸)、隣のチームのメンバーに色々教えてもらうことが多かった。その中でも、経験豊富なエンジニアであり、強烈な個性の持ち主でもあるRはとても印象的で、世…

Software Engineer向けのMocked Interview

www.gainlo.co 前にコーディングテストを含んだインタビューの準備をしていて見つけたサービス。インタビュー経験の浅い候補者からするととてもありがたいサービスなんじゃないかなーと思う。応募している会社を選ぶと、その企業で働いているエンジニアを紹…

飯の種の多様化と永続化

面白い記事を読んだので、思ったことをつらつらと書いてみます。 thebridge.jp