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外資系マネージャーの独り言

日本で外資系企業のソフトウェアエンジニアマネージャーをやってる人のブログです

WORK RULES!

書評

Googleの人事担当VPが書いた、Google流人材活用術。 

ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

 

Googleの職場環境っていうと、ランチがタダで、専用のシャトルバスが出てて、給料がめちゃくちゃ良くて…という印象があるけど、才能と意欲溢れる人たちの集団のモチベーションを高めて、よりよい仕事ができる環境をいかに整えることができるか…ということを考えた結果として著者が関わってきた様々な施策が詳細に紹介されている。

この本に出てくる採用に関する方法論や実際にやっていることについては今の自分の職場と相通じるところが多いなという印象。例えば、自分よりも(あるいはチームの平均よりも)優秀な人を取れ、というのはアメリカのテックカンパニーでは常識と言ってもよいほどに広まってる印象。また、エンジニアの会社にとってのマネージャーの価値(「優秀な」マネージャーはエンジニアリングチームに必要不可欠)や、個人のパフォーマンスは正規分布ではなくべき分布として捉えるべき(「不公平な報酬」は理になっている)とか、Google及び著者が人事に関してやってきた様々な取り組みや成功例、それにたくさんの失敗例が包み隠さず挙げられていて、楽しく読むことができた。

「あー、やっぱりGoogleは凄いよね」で終わる本ではなくて、現代的な企業組織やチームがいかに高いレベルの人材を維持し、高いパフォーマンスを出していくかということを考える上でとても参考になる本だと思った。